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夏のインターンシップ‐サマープログラムin上海万谷建築設計8/10(日)~9/7(日)

第3回即日設計/Shota Minakawa

皆川です。

第三回の即日設計は「汝南街のデザイン」というテーマで、高賃料な通りに改修するというものでした。

自分はこの通りの特性を活かすという方向性で壁に着目しました。

既存の壁をくり抜き、かつその材料を利用した新しい活動の風景を提案します。

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                局門路側から見た汝南街の様子

まずは通りの分析です。

この通りは局門路側から見て、車道が約5300mm、右側歩道が約2400mm、建設途中の8号橋4期がある左側歩道は約1500mmであり、計10000mmもない狭い街路空間です。

またフランス植民地時代から残っている植栽が密に生い茂ってる為、日差しが入りにくく、日夜暗い空間となっています。

さらに右側の店舗がこの通りに連続して面しているのにも関わらず、反対側はただ壁で覆われているという点も挙げられます。

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              汝南街の鳥瞰パース

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今回この通りの特性をポジティブに捉え、木々が生い茂った静かな空間の中に人々のアクティビティを拡張できるよう、店舗の対面側の壁のデザインを考えます。

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ダイアグラムです。今回は既存の壁面に対し、「くり抜く」、「残った材料を利用する」という二つの操作のみで考えました。人から小動物まで様々なスケールを想定し、それに対応したプログラムを構築します。

 

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通りのイメージスケッチです。狭い通りだからこそ、そこを利用する人の活動が都市に波及効果をもたらすような空間を考えました。

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まとめ

今回は前回より具体的な空間をイメージしながら設計しました。ただ2つの操作でできるプログラムががどのように面白い空間になるのかまでは掘り下げる事が出来なかったのがくやしいです。

来週はラスト即日設計。良いものを目指します!