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夏のインターンシップ‐サマープログラムin上海万谷建築設計8/10(日)~9/7(日)

第1回即日設計/Shota Minakawa

皆川です。今日から4日間の即日設計が始まりました。

第1回目は「上海の街を知る」という課題で、上海のBLUE Mauntain~KMSまでの距離と自宅からの都市のスケール比較を行うというものでした。

 

自分は建物中心ではなく、街路空間から見える都市のスケールを分析しようと思いました。

街路空間を分析する上での着眼点として、自分は建物ではなく、都市における共通のスケールでもある緑地空間を取り上げました。その為、都市空間の中でも比較しやすい環境として、地元の秋田ではなく、敢えて現在住んでいるつくば市を比較対象としました。

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       つくば市               上海

 

 

 

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          つくば市の街路空間の様子

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          上海の街路空間の様子

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                つくばの街路空間ダイアグラム

つくばは街路にそって緑化が統一されており、かつスカイラインと対応した風景を作っています。

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                上海の街路空間ダイアグラム

 上海は街路に対して一定の統一感がなく、点在する形で緑地が設けられています。

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 まとめとして、同じスケールをもつ緑地空間であっても、都市における位置づけが異なっているのではないかという結果になりました。最後の最後に論理に飛躍がありすぎたのが残念でした。

後から知ったのですが、この上海周辺は過去にフランス人の植民地跡であった事から、その当時に植えられた植栽が現在も守られているという事を知りました。今後はその土地、空間の歴史的背景まで分析できるようがんばりたいと思います。