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夏のインターンシップ‐サマープログラムin上海万谷建築設計8/10(日)~9/7(日)

第4回即日設計/Shota Minakawa

皆川です。今日はラスト即日設計!今回のテーマは「副楼をデザインする」というもので初の新築課題でした。

周辺は大きな建築に囲まれており、かつ八号橋Ⅳ期の正面の通りというポテンシャルを持っています。

自分はこの通りを魅力的な歩行空間として位置づけ、都市に広がるような硝子空間を提案します。

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空間分析

この通りは「短冊状の奥行き」と「間口の狭い通り」によって空間が構成されています。

この通りに硝子で創る空間を挿入し、建築と都市とを繋げる新たな空間を考えました。 

 

 

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全体構成

屋内と屋外という境界をなくし、硝子の空間により2棟を繋ぎます。

 

 

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ダイアグラム

外部と内部とを繋げる硝子の空間とそれを利用する歩行者との関係を考えます。

 

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平面構成

1層目のプログラムは店舗、展示空間、ギャラリーで2、3層目はオフィスで構成します。

空間については以下のようになります。

  

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3つの空間の仕掛け

①(飲食関係)店舗の分散配置:通りに対し満遍なく歩行者の動線が行き届くようにします。

②半屋外の硝子空間:外部と内部の空間を緩やかにし、空間の境界をなくします。

③入れ子の硝子空間:半屋外の硝子空間の中にさらに硝子による空間を作ります。

 

③の空間は展示空間の他に、飲食関係以外の店舗を配置する事もでき、商業空間を自由に変えられます。

 

 

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断面構成

1層部だけでなく、2、3層部のオフィス空間にも硝子の空間が広がる事で2棟全体に広がりを生み出します。 

 

 

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                  最終的な平面図です。

 

 

まとめ

スケールが大きい建築が周辺に立ち並ぶ中、小さな空間を如何に魅力的につくかが重要なのではないかと思います。今回で即日設計は最後になってしまい残念です。やっと建物の設計が始まったのに!

 今後の課題

自分は「言葉」と「空間」の間にまだまだ大きなギャップがあります。

人に説明する上で言葉と空間はどちらも大切です。だからこそ、一番ベストなものをしっかり伝えられるようこれからも頑張ろうと思います!という事でひとまずお疲れさまでした!笑