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夏のインターンシップ‐サマープログラムin上海万谷建築設計8/10(日)~9/7(日)

第2回即日設計/Shota Minakawa

皆川です。

第2回即日設計のテーマは「局門路景観設計」〜統一感を与える景観デザイン〜 主要な創意園が点在する6つの場所に統一感を与えるという課題で、自分は通りの空間の違いに着目し、中心部をトンネルのような空間で繋げる提案をしました。

 

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       1番エリアの様子                  6番エリアの様子 

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                   2〜5番エリアの様子

景観の分析です。 この通りは1番エリアのある北入り口側と6番エリアのある南入り口側が開けた空間になっています。そして2〜5番エリアが点在している中心部は、街路幅が狭く、植栽や創意園が集中した密な場所になっています。 今回、500mという長い距離に対し、 トンネルという空間に着目し、通りの端から中心部へのグラデーションのデザインを考えました。

 

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構成要素は視覚に訴えかけるものと、空間をかたちづけるものとの組み合わせで考えようと思いました。

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グラデーションのダイアグラムです。

密集した中心部のエリアと開けた両端部のエリアとが調和するようなトンネルとします。

 

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通り全体のダイアグラムです。

垂直性のある上海の町並みに対し、この通りに統一感を出せるよう水平性のグラデーションを形成するような手法を考えました。視覚的な変化を与えるよう外壁の色や素材を通り全体でデザインしていきます。

 

 

 

まとめ

通り全体を俯瞰して考える事は大変ですがとても重要な事なのではないでしょうか。今回は敢えて規模と勢いで勝負しました。通りのパースまで作り込めなかったのが少し残念です。

次回は言葉より具体的な空間で勝負します!